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福岡の市民団体 山村の子ども支援結実 ネパールコーヒー人気 建設の学校、自立目指し栽培

 

ネパール中央部にある山村ニルマルポカリで栽培されたコーヒーが静かな人気を呼んでいる。貧困で学校に通えない村の子どもを支援してきた福岡市の市民団体「福岡・ネパール児童教育振興会」(篠隈光彦理事長)と村民が、村の経済的自立を目指して栽培し、軌道に乗せた。篠隈さんは「1杯のコーヒーが子どもの笑顔に変わる。基幹産業として根付かせたい」と意気込んでいる。
 
ニルマルポカリのコーヒーは、UCC上島珈琲(こーひー)(神戸市)が3月、インスタントの「エベレストマウンテンブレンド」(50グラム、700円)の名で全国で販売を開始。青木誠司・嗜好(しこう)品開発部長は「すっきりして飲みやすい」と話し、年間36万本のペースで売れているという。
 
レギュラーコーヒーは別ルートで輸入され、「ヒマラヤンアラビカ」(150グラム、1000円)として福岡、佐賀、長崎などの百貨店が販売。先駆けて3年前から扱っている福岡市の「珈琲舎のだ」は「年々味が良くなり、注文する人が増えた。自信を持って勧められる」と品質に太鼓判を押す。
 
同振興会が村の支援を始めたのは1999年。標高約1000メートルにある村では約1000世帯、7000人余が自給自足の生活をしてきたが、現金収入に乏しく、大半の子が学校に通っていなかった。このため日本で募った資金で村に3階建ての学校を建設。授業料も支援し、今では幼児から高校生まで約300人が勉学に励んでいる。
 
コーヒー栽培は、村が経済的に自立して学校を自主運営できるようにと2003年に開始。国際協力機構(JICA)と協力して毎年1万5000‐5000本の苗を植え、05年に初収穫した。今では4割の世帯が栽培に携わっており、現在の約100倍の年間30トンを目標に増産していく方針だ。
 
経済基盤が整い、毎日、通学できるようになった子どもたちは、現地を訪れた振興会のメンバーに「安心して勉強できるから明るい未来があると信じられる」(15歳女子)、「卒業したら日本で勉強したい」(14歳女子)と話し、夢を膨らませているという。
 
篠隈さんは「子どもの笑顔と多くの支援でここまできた。取り組みがほかの村にも広がることを願っています」と話している。コーヒーの問い合わせは同振興会=092(712)4351。

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(2007年05月20日 投稿)

 

 

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